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戻った体-イレギュラーな変身-

https://heltmagna.blogspot.jp/2018/01/blog-post.html ↑この小説から5日後の話。 優二「 美枝子ちゃん、あれからどうしてるだろ。何か戻る方法が見つかったのかなぁ・・・?」 休日を挟み美枝子の体が戻らなくなってから5日ほど立った。 いまだに学校にも姿を見せず、電話やメールも 美枝子からの返事もない状態が続き 優二の心情にも不安が募る一方だった。 水曜の給食後の昼休み、そんなことを考えていた時のことである。 優二「あ、あれ!? 美枝子ちゃん・・・?」 校門から学校へと続く道を細々と歩くその姿を見て思わず 優二は声をかける。 優二「 美枝子ちゃん!今までどうしてたの?体の方は大丈夫?」 美枝子「う、うん。ごめんね 優二くん、だいぶ心配かけちゃって・・・」 優二 「いいよいいよ。 美枝子ちゃんが元気でいてくれただけで本当に良かった!」 美枝子「あ、ありがとう。じ、実はなんだけど」 優二「どうしたの?」 美枝子「元には戻ることはできたんだけど、私・・・もう変身できなくなっちゃかもしれないの」 優二「え、それって一体どういう・・・」 美枝子「とにかく詳しいことは放課後 優二君の部屋で話したいんだけど、いいかな?」 優二「う、うんっ」 そして放課後、 美枝子は 優二の部屋で 優二に自分に何があったのか話し始めた。 美枝子「まず私の体や服が元に戻らなくなった理由なんだけど、元々人間と異世界の人の間の子供っていうのは強大な魔力を持ってる反面制御が思った以上に難しいらしいの。 私の場合は、何百年に一度あらわれる普通の倍近くある人間らしくて間違えたら取り返しがつかないことになるかもしれないらしいの」 優二「それって、ステラマギカちゃんに変身するのも思った以上に危険だってことなの?」 美枝子「うん。もともとステラマギカの服装というのは正確には服じゃなくて、体内の魔力が服装のような姿になって肉体の一部になるものなの。だから魔力のバランスが保てなくなると服が完全に肉体そのものになっちゃうから元に戻れなくなるらしいの」 優二「そ、そうなんだ」 美枝子「ブローチさんは、ステラマギカとしての変身をするため以外の使い方を私が何度もしちゃったせいで怒っ