ステラマギカプロローグ stella by starlight -星影のステラ- ver2.0


stella by starlight -星影のステラ-

 ○○県○○市、この市内近辺にはある都市伝説が存在した。それは真夜中になるとが現れ通常では解決できないようなトラブルや事件を人知れず解決するという「いわゆる魔法少女と呼ばれる存在」の事である。金髪のツインテールと碧色の瞳。ピンクのつややかなドレスをまとい星屑のような粒子を飛ばしながら夜空を飛翔するその姿からいつしか「ステラマギカ(星の魔法少女)」と呼ばれる様になっていた。
 
深夜0時を回った頃、人気のない雑木林に一人の女の子がいた。
彼女の名前は、星城 美枝子(せいじょう みえこ)。
一見すれば、ボブカットのごく普通の中学2年生の女の子である。

↑キャライメージ
https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=57892860
 
 林に隠れてどこかの民家を眺め「あそこが、私を呼ぶ反応があった所だね・・・じゃあ行くよブローチさん」ひっそりとつぶやく美枝子。そしておもむろに両手を胸に当てて自信なさげながらも笑みを浮かべ力強くセリフを言う。
「大いなる力よ、どうか私に人を助ける力を・・・!stella by starlight!(ステラ バイ スターライト!)」
↑セリフを言ってる時の雰囲気のイメージ
・・・すると美枝子の体が光に包まれ、靴や服装などが徐々に分解され粒子のようになって消え服を着ていない状態になった。人気のない場所で変身するのは自分の正体がばれないためであることと、変身中どうしても裸の状態にならざるを得ないためである。そして美枝子のまだ幼い胸元から光があふれ胸元から手を放すと赤いリボンのついた翠色の丸いブローチがその姿を見せた。美枝子の言っていたブローチさんとはこのブローチのことである。
↑ブローチが胸元から現れるときのイメージ
 
 そして胸元から現れたブローチからピンクのラバー素材のような質感のピンクのリボンが溢れかえり美枝子の全身を覆っていく。リボンはただ漠然と体を覆うのではなくレオタードの服装の形状になりながらリボンが体に巻き付くような形式で覆っていく。そして美枝子の手の甲や太ももにもブローチと同じような色合いの翠色のアクセサリーが現れ、そのアクセサリーからもピンクのラバー素材のリボンがあふれてまるで手袋とブーツの姿になるようにして美枝子の体を覆っていく。

↑足へのリボンの巻き付き方のイメージ
↑体(特に胸部分にかけての)へのリボンの巻き付き方
↑腕から手にかけてのリボンの巻き付き方

そしてリボンは溶けだして体に密着しピンクのレオタードにより近い姿に変化した。
↓こんな感じに変化


↑リボンが巻き付き、溶けて服装の形状に変化する工程のイメージ。
 
 服装はリボンの質感と形状がまだ残ったままの状態だが美枝子の体にも変化が起きた。
まだ幼い体系の美枝子の体が徐々にステラマギカの体形に成長しているのだ。
 まだ髪型はボブカットのままなのだが、胸や足などを含めた全身の体形が大きく変化し始める。ピンクのシワのついたレオタード調の服装もろとも手足は伸び、胸は豊満で魅力のあるたわわな大きさになっていく。
「ウウッ・・・!毎回のことだけど、やっぱりキツイ・・・ッッ」
 現実ではありえない急激な肉体の成長をする上に体中に密着したレオタードはリボンの形状だった時よりも弾力と質量を持った上に、元の大きさのまま収縮するので体とリボンのギシギシときしむ音とともに胸や手足が大きくなる美枝子の体には服装の締め付けによる痛みが伴う。だがそれと同時に美枝子の心には変身するという嬉しさの感情も芽生えている実感があるのだった。
 高校生程度の姿にまで成長した美枝子。その体に密着したリボンはツヤとシワをもったピンクのレオタード・ロンググローブ・ニーハイブーツとなり、ちょうど蝶の蛹のような状態となる。(↓服装はちょうどこのかんじ)

そして服装についたシワが消え、服装の形状はよりステラマギカの服装のように変化していく。その姿はまるでラバー素材でできた一種のボディスーツの様相をみせる。
(↓服デザインはちょうどこんなぐわい)

 変身中、目をつむっていた美枝子はおもむろにゆっくりとそのまぶたを開く。その瞬間ボブカットの髪型は膝下まで覆うぐらいの長さにまで延び、表情は凛々しくも優しさと明るさに満ちたまさに「人々に笑顔をもたらす魔法少女」にふさわしいものになった。
(髪の伸び方はこういう感じだと予想↓)
 そしてピンク一色だった服装はまるで蛹が羽化をするようにリボンのついた濃い色と薄い色のピンクのツートンカラーのブーツ(正確にはルーズソックス的なものと靴かもしれない)、金の腕輪のついた四角の模様の入ったピンクのグローブ、そしてこちらも濃い色と薄い色のピンクのツートンカラーなレオタードにその姿を変化させていく。
(↓服デザインは大体こんなぐわい)
もしくは↓





















https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=52878493

(ブーツやグローブの形状が変化したり、ピンク一色の服装からこの服に変化する工程は個人的に初代プリキュアの変身方式に近いものだと思う)






 そしてレオタードにはさらにスカートやアクセサリー類などのドレスパーツが装着され「ステラマギカ」の服装は完成を迎える。
↓こういう感じ

↑おそらく変身中目を開いたときの美枝子ちゃんの表情はこんな感じだと予想。
 

 そして長くなった黒髪を得意げな表情でかき分けた黒髪はその指でかき分けた根元から徐々に艶やかな金髪になり、どこからともなく現れた小さい2つのリボンが髪を結び髪型は金髪のツインテールとなる。
(↓金髪になる構図はこういう感じでしょうか?これをより遅い速度になれば理想的かもしれません)


 美枝子を包んでいた光が消えると変身は完了し、そこにはスカートをたなびかせ、ピンクのつややかなドレスに包まれた豊満な胸元をほんの少し揺らし、ブーツで軽くステップを踏み変身ヒロインのお約束といってもいい決めポーズをとるステラマギカの姿があった。ここで星城 美枝子という存在はステラマギカという存在になるのである。

ステラマギカとしての姿↓
https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=27081152
「ふぅ、誰も見ていないね・・・?さあて、あそこが今回私を呼んでくれた人のいる家ってことね」
周りを見渡し自分を目撃した人がいないかを確認するステラマギカ。
「よーし、行くよッ!」
掛け声とともに飛翔し自分を呼んだ人のもとへ向かうステラマギカ。今までの変身する過程が蛹が羽化し羽の生えた妖精になる過程なのだとしたら、いま優雅に空を飛ぶステラマギカの姿はピンクのドレスをまとい人に幸せを運ぶ、まさに現代の可憐な妖精と呼ぶにふさわしい。
そして、今夜もまた彼女は自分の使命を果たすために人知れずに行動を始めるのであった。

 だが、この先で起きる一人の男の子との出会いが美枝子とステラマギカの運命を大きく左右することを、この時の美枝子は知るよしもなかった。

これは、
とある町に住むある日突然魔法少女の素質を持った、アニメの変身ヒロインにあこがれる一人の女の子と、生まれつき第六感を持ったこれまたアニメの変身ヒロインにあこがれる一人の男の子の物語である。

コメント

  1. 「アニメの変身ヒロインにあこがれる」ってのがいいですねえ。
    美枝子ちゃんはどう頑張ってもアニメみたいには立ち回れない。
    (個人的には、エロゲみたいな目にもあわせたくないけれど……)
    優二くんも、自分の力をステラマギカちゃんに十全に貸すことができない。
    そんなもどかしさの中で、恋が芽生えてくる。
    そんな感じを、僕は描いています。

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    1. お返事ありがとうございます。自分もアニメみたいにいかないけど頑張るというコンセプトなんですよねぇ。。
      艶やかなリボンが巻き付いて変身するかと思ったらリボンがエネルギー体とかそういうファンタジーなものではなく、いわゆる粘着性の液体がリボンのようになって変身するという少し華やかさに欠けるものだったり、
      アニメのように大っぴらに自分の姿を見せて活躍したり何かすごい必殺技で悪党やライバルと戦ったり、
      何か壮絶な運命や宿命に立ち向かうわけでもないけど、憧れた存在になれた以上できる限り人を救いたいという気持ちをもった美枝子ちゃんとタ〇シード仮面のような人を超えた存在にはなれないけど、所詮2次元の中だけかと思っていた変身ヒロインが本当に現れて全力で力になりたいという気持ちを持った優二くんな感じなんです。
      あと、自分エロゲみたいな目にはあわせたくないですねぇ・・・(そういうものは、自分の好みとは違うまた別物なジャンルだと割り切ってるつもりです)
      優二くんや一般市民や得体のしれない怪物にひどい目にあわされる美枝子ちゃんは自分も見たくないもので。。。

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