ステラマギカプロローグ stella by starlight -星影のステラ- ver3.0

stella by starlight -星影のステラ-

 〇〇県〇〇市、この市内近辺にはある都市伝説が存在した。
それは真夜中になると現れ、通常では解決できないようなトラブルや事件を人知れず解決するという「いわゆる魔法少女と呼ばれる存在」の事である。
金髪のツインテールと碧色の瞳。ピンクのつややかなドレスをまとい星屑のような粒子を飛ばしながら夜空を飛翔するその姿からいつしか「ステラマギカ(星の魔法少女)」と呼ばれる様になっていた。

深夜0時を回った頃、人気のない雑木林に一人の女の子がいた。

彼女の名前は、星城 美枝子(せいじょう みえこ)

一見すれば、ボブカットのごく普通の中学2年生の女の子である。


美枝子ちゃんのキャライメージ
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林に隠れてどこかの民家を眺め周囲に人の気配がないか確認する美枝子。

美枝子「あそこが、私を呼ぶ反応があった所だね・・・じゃあ行くよブローチさん」 


人気がないことを確認すると、おもむろに両手を胸に当てて深呼吸をし精神と魔力を安定させ、自信なさげながらも笑みを浮かべ力強くセリフを言う。

「大いなる力よ、どうか私に人を助ける力を・・・!stella by starlight!(ステラ バイ スターライト!)」


↓セリフを言ってる時の雰囲気のイメージ
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・・・すると美枝子の体が光に包まれ、靴や服装などが徐々に分解され粒子のようになって消え服を着ていない状態になった。
人気のない場所で変身するのは自分の正体がばれないためである事と、変身中どうしても裸の状態にならざるを得ないためである。そして美枝子のまだ幼い胸元から光があふれ胸元から手を放すと赤いリボンのついた翠色の丸いブローチがその姿を見せた。美枝子の言っていたブローチさんとはこのブローチのことである。
 
 そして胸元から現れたブローチからピンクのラバー素材のような質感のピンクのリボンが溢れかえり美枝子の全身を覆っていく。
 リボンはただ漠然と体を覆うのではなくレオタードの服装の形状になりながらリボンが体に巻き付くような形式で覆っていき、美枝子の手足にもピンクのラバー素材のリボンがまるで手袋とブーツの姿になるようにして美枝子の手足に巻き付いていった。

↓雰囲気としてはこういう感じ

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 美枝子の体に巻き付いたリボンは溶けだして体に密着しピンクのレオタードのような見た目に変貌する。一糸まとわぬ状態で現実世界には存在していない物質が体に吸い付くように装着される感触は美枝子にとってはあまり心地よいものではなく、美枝子の表情は少し不快さと赤面に満ちていた。
 服装はリボンの質感と形状がまだ残ったままの状態だが美枝子の体にも変化が起きた。
まだ幼い体系の美枝子の体が徐々にステラマギカの体型に成長しているのだ。
 まだ髪型はボブカットのままなのだが、胸や足などを含めた全身の体形が大きく変化し始める。ピンクのシワのついたレオタード調の服装もろとも手足は伸び、胸は徐々に豊満で魅力のある大きさになっていく。

 現実ではありえない肉体の成長をする上に体中に密着したレオタードはリボンの形状だった時よりも弾力と質量を持った上に、元の大きさのまま収縮するので体とリボンのギシギシときしむ音とともに胸や手足が大きくなる美枝子の体には服装の締め付けによる痛みが伴う。だがそれと同時に美枝子の心には変身するという嬉しさの感情も芽生えている実感があるのだった。
 
 
 高校生程度の姿にまで成長した美枝子。その体に密着したリボンはツヤとシワをもったピンクのレオタード・ロンググローブ・ニーハイブーツとなり、ちょうど蝶の蛹のような状態となる。

↓このような体型と服装になる。
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 変身中、目をつむっていた美枝子はおもむろにゆっくりとそのまぶたを開く。その瞬間ボブカットの髪型は膝下まで覆うぐらいの長さの黒髪ロングになり、表情は凛々しくも優しさと明るさに満ちたまさに「人々に笑顔をもたらす魔法少女」にふさわしいものになった。

 そしてピンク一色だった服装はまるで蛹が羽化をするようにリボンのついた濃い色と薄い色のピンクのツートンカラーのブーツ(正確にはルーズソックス的なものと靴かもしれない)、金の腕輪のついた四角の模様の入ったピンクのグローブ、そして濃い色と薄い色のピンクのツートンカラーなレオタードにその姿を変化させていく。

↓服デザインは大体こんなぐわい
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 そしてレオタードにはさらにスカートやアクセサリー類などのドレスパーツが装着され「ステラマギカ」の服装は完成を迎える。
 長くなった黒髪を得意げな表情でかき分けた黒髪はその指でかき分けた根元から徐々に艶やかな金髪になり、どこからともなく現れた小さい2つのリボンが髪を結び髪型は金髪のツインテールとなる。
 美枝子を包んでいた光が消えると変身は完了し、そこにはスカートをたなびかせ、ピンクのつややかなドレスに包まれた豊満な胸元をほんの少し揺らし、変身ヒロインのお約束といってもいい決めポーズをとるステラマギカの姿があった。ここで星城 美枝子という存在はステラマギカという存在になるのである。


ステラマギカ「ふぅ、誰も見ていないね・・・?私を呼んだ人がいるのはあそこかな?」

周りを見渡し自分を目撃した人がいないかを確認するステラマギカ。
ステラマギカの視線は離れた場所にある自分を呼んだ人の家に向けられていた。

ステラマギカ「よーし、行くよッ!」

掛け声とともに飛翔し自分を呼んだ人のもとへ向かうステラマギカ。今までの変身する過程が蛹が羽化し羽の生えた妖精になる過程なのだとしたら、いま優雅に空を飛ぶステラマギカの姿はピンクのドレスをまとい人に幸せを運ぶ、まさに現代の可憐な妖精と呼ぶにふさわしい。

そして、今夜もまた彼女は自分の使命を果たすために人知れずに行動を始めるのであった。

↓変身後の姿。
そして、この先で起きる一人の男の子との出会いが美枝子とステラマギカの運命を大きく左右することをこの時の美枝子は知るよしもなかった。

これは、
とある町に住むある日突然魔法少女の素質を持ったアニメの変身ヒロインにあこがれる一人の女の子と、生まれつき第六感を持ったこれまたアニメの変身ヒロインにあこがれる一人の男の子の物語である。

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