ステラマギカ 2人きりの会話-これからについて-

今回の文章は、こちらの文章を参考・流用して書かせていただきました。
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=8605249

 本来人間には見ることができないはずのステラマギカに変身する美枝子の姿を偶然にも目撃してしまった優二。そして自らの変身を解く姿を目撃されてしまった美枝子。
決して正体を悟られてはいけない前提で活動してきた美枝子にとってそれはもっともあってはならない誤算であった。しかし、優二の持つ第六感によって正体が見えてしまった事はお互い最大の協力者にもなるかもしれないと美枝子と優二は考えた。
 ちょうど家が留守であった優二は美枝子に「今後のことでどうするかを話したい」と自宅に誘った。美枝子はしぶしぶ優二の家に静かに入り、なるべく物音を立てずに優二と共に2階の優二の部屋に入っていった。ちょうど夕方ごろだったため雨戸も閉めなるべく家に
美枝子がいるのを悟らせないようにする。
 
 優二「とりあえず、家には麦茶ぐらいしか飲むものないけど・・・いいかな?」

美枝子「うん、いいよ」

 優二の持ってきたコップに入った麦茶を両手で行儀よく飲む美枝子の姿に見とれる優二。この子があの華麗に活躍するステラマギカなのかと思うとにわかに信じられない心情であった。

 ステラマギカは基本戦うことよりも人を助ける存在なのだが、時と場合によっては何者かと戦わないといけない場合もある。そういったばあい、武器や格闘技の心得などを持っていないステラマギカはいかにして敵に立ち向かうのか優二と美枝子の間で討論が続く。しかしまだまだ中学生の2人にそういう部分での討論は難しく、話は結局平行線のままであった。

 優二「うーん・・・やっぱり実践に近い形で考えてみよう。星城さん、今自分の目の前でステラマギカに変身することはできそうかな・・・?」


美枝子「私はいいけど・・・ブローチさんは助ける人の声を聞かないと変身させてくれないかもしれない。でも何とか変身してみる。えっと、変身してる姿を見られたくないからトイレ貸してくれてもいいかな・・?」
 
優二「待って。星城さんの魔法をぼくも感じたいから、変身中ずっと手をつないでくれないかな・・・?」

美枝子「えっ、ええ・・・ッ!?」
 突然の予想外の要求に赤面の顔で戸惑う美枝子。だが今後のことを考えると優二の前でちゃんと変身できるのは今しかないとおぼろげながらも覚悟を決めた。


https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=69798147
↑こんな感じの表情を見せる。


美枝子「・・・い、いいけど、まず変身するときは胸に手を当てないといけないから・・・手をつなぐのは胸からブローチが出てきてからで・・・いいかな・・・?」
 
優二「あ、ああ・・・それでいいよ」
 戸惑いながらも優二の要望に応えることを決めた美枝子。
 
 
優二「とりあえず、座ったままの状態でいいから変身してみて」

美枝子「うん、わかった。・・・ブローチさんこういう状況でも変身させてくれるかなぁ・・・?」
 
胸に両手をかざし小さい声で呪文をつぶやく美枝子。

美枝子「stella by starlight...(ステラ バイ スターライト・・・)」
 
美枝子の体は光りだし、胸元から感じる熱い感覚とともに服が破けてブローチがその胸元から姿を現す。

美枝子「大沢くん、この手をとって。私の力を、感じてみて・・・!」
 
眩しいながらもかろうじて見えた美枝子の手をしっかりと取る優二。
美枝子の体にはすぐにリボンが広がり、身体を包み始める。
美枝子が座っている座布団も畳も通り抜けるように足に巻き付き、美枝子の左手を握って、ステラマギカの魔力の根源を感じている優二の両手をも通り抜けたリボンがグローブを形成し実体化する感覚が優二の手にも確実に伝わっていく。
 
優二「たしかにリボンだ・・・だけど、なんかネバッとしてるというかゴムみたいな感触だ・・・」

その感覚が消えないうちに、優二の手の中で美枝子の手の指が伸び、そしてその面積が広がっていき、身体面でもステラマギカになっていくのを優二も感じざるを得なくなってきた。

 
そして変身が完了する。優二の目の前には・・・
ステラマギカ「ふぅ・・・なんとか変身できたみたいだね」
 
そこにはピンクのドレスとブーツを履いたままのステラマギカが正座をしている姿があった。優二にとってそれは「本来アニメの中でしかあり得るわけのない変身ヒロインとそのヒロインの変身シーン」という存在を、至近距離で本当に目の当たりにするというまさに夢にまでに見た光景である。そして「変身シーン」を人前に晒すことに戸惑いながらなんとか変身しきったステラマギカ。今まで人の目にさらしたことのない変身する姿を初めてさらしたためか表情は恥ずかしがっている様子である。そして床に落ちたままになっていたワンドを拾うと、




ステラマギカ「どう? 私の魔法、うまく感じられた? うまく分析できる?
 
開口一番、優二くんに当初の目的を改めて問いただした。
 ぼそぼそしゃべる美枝子の口調と声から声量のある萌え声のステラマギカに声質も変わってしまうことで戸惑ってしまい、まだまだなれない優二。だが、優二は、(劣情とは別の部分で)何かを感じた様子で、新たなフォーメーションができると感じ始めていた。

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