ステラマギカ 縁日の夢 －決意とチョコバナナ－

非常に短い文章なのですがこちらのSSからさらに数日後、
↓
http://magicalsam.s1001.xrea.com/archives/73
夏休み期間に入ってしばらくしてのことになります。



美枝子「大沢君・・・おまたせしちゃったかな・・・？」
浴衣姿になり優二の前に現れた美枝子。
↓金魚鉢こそ持ってはいないけど、こういう感じの服装で現れる。

優二「ううん、そんなことないよ。うわぁ～浴衣すごく似合ってるなぁ・・・」
美枝子「そ、そう？ありがとう大沢君」

８月の初めごろの夏休み。田舎の町ということもあり町内会レベルの盆踊りの夏祭りに二人で参加することにした美枝子と優二。中学生にもなってこういうものに参加するのはなぁ・・・と思う優二ではあったのだが美枝子からの誘いだったので素直に参加することにした優二。
ちょっとやってみるかとヨーヨー釣りに悪戦苦闘しながらも頑張る優二を本当に楽しそうに眺める美枝子。
露店で売っていたチョコバナナを優二が2本買うと二人は祭りの会場からちょっと離れたところの公園のベンチに座りチョコバナナを食べていた。

美枝子「初めて食べるけど、おいしい」
優二「そっか、それならよかった！ちゃんが喜んでくれて僕もうれしい！」

小さくうれしそうな表情をみせる美枝子に大きく喜ぶ優二。
それから2人はいろいろと話が弾んだ。学校のこと、自分たちが好きな変身ヒロインのアニメのこと。いろいろと話したうちに美枝子が少し照れた表情になる。

美枝子「あ・・・あのさ・・・大沢君」
優二「うん？なに星城さん？」
美枝子「大沢君のことだけど・・・もう、優二君って呼んでもいいかな？」
優二「え・・・う、うん！いいよ！じゃあ星城さんの事、美枝子ちゃんって言ってもいいかな？」
美枝子「い、いいよ・・・優二君！」

ようやくお互いを名前を呼べるようになった2人。実在する変身ヒロインという存在とそれを偶然見てしまい支える立場になった関係は最初の出会いから絶対的な強い絆に変わっていた。